これさえ知っていれば大丈夫!着物のマナー入門編
着物は何となく敷居が高いイメージがある、という人も多いかもしれません。
しかし大人の女性が着物をさらっと着こなしていると、やはり素敵に見えるもの。
新年は何かと着物の似合うイベントも多く、これを機会に着物デビューしてみてはいかがでしょう?
意外と知らない着物の基礎知識
日本人が古くから着ていた着物。
しかし洋服に慣れてしまった現代の私たちには、なかなか勝手が違う難しい衣類です。
着物を着るとき知っておきたい基礎知識をご紹介します。
着物のときは下着はつけないってホント?
ある意味で「ホント」です。
着物を着るときは、着物用のインナーがあるのです。
上は和装ブラやさらし、下は湯文字や和装スリップなどを着用することが多いようです。
もちろん、通常のブラやショーツを着けていてもOKです。
「左前」ってどういうこと?
着物の着方のマナーとして、「左前」という考え方があります。
これは男女を問わず、着物を自分から見て左側を前にして着るということです。
「右前」は死に装束なので縁起が悪いとされ、最低でもこれだけは知っておきたいマナーです。
ポイントは、右利きの手が懐にいれやすい方、と考えると覚えやすいですよ。
浴衣は夏のおでかけ用着物?
夏の風物詩でもある浴衣。
しかし浴衣は実はかなりラフな服装に分類されます。
その名の通り、もともとは湯上りのときに着たものなので、着るのに適した時間帯も夜であり、夏祭りや夕涼みの場くらいが行ける限度。
昼間から浴衣を着ていると、実は着物初心者をアピールしてしまっているのです。
着物に親しんだら、小物にも目を向けてみよう
着物と言うと、つい生地の色や柄に目がいってしまいがち。
しかし実は、小物使いが着物におけるオシャレのポイントなのです。
着物に合わせる小物と言うと、帯や草履はもちろん、帯留めや根付、半襟といったさまざまなアイテムがあります。
季節や色の重なりを表現するのが、これらの小物使いの醍醐味。
またインナーである襦袢で色のアクセントを加えたり、かんざしで髪を彩ることもできるのです。
実は洋服よりも組み合わせが複雑で、四季折々の装いが楽しめる着物。
とはいっても、まずは気軽に着てみて楽しむことがおすすめです。
いつもと違った自分に出会えること間違いナシなので、2015年は着物ガールになってみてはいかがでしょう?