静電気とブラッシングの関係
空気が乾燥すると多くなってくるのが静電気。
車に乗る時、ドアノブに触れた時バチッと静電気の痛みを経験したことはありませんか。。
また、マフラーやニットの帽子を取る時に、髪までくっ付いてきてせっかくのスタイリングが台無しに・・・なんて経験もあるのではないでしょうか。。
その静電気が髪にとってはとても厄介なもので、乾燥した空気のなかでおこる静電気は摩擦によって髪にダメージを与えてしますのです。。
繰り返し髪に与えているダメージ
実は、日常生活の中でその静電気と摩擦を繰り返し髪に与えていることがあります。
その原因となるのがヘアブラシなのです。
髪を艶々しく、美しく保ちたいという気持ちとは反対に、ブラシの種類に注意しないと、髪は静電気と摩擦によってダメージヘアになってしまいます。
ブラッシングをした時に、小さくパチパチと音が聞こえませんか。
また、髪が広がってブラシにくっ付いてくることはありませんか。
この経験がある方はブラッシング要注意です。
たくさんの種類のブラシ
ブラシの材質、値段は様々でたくさんの種類が売られています。
その中でも、ナイロンやプラスチックでできているブラシは比較的安価なものが多いですが、静電気をおこしやすいものです。
原理としては、下敷きを髪にこすり付けると、静電気で髪がくっつくのと同じです。
静電気と摩擦で壊れたキューティクルからは水分と栄養が出てしまい、枝毛や切れ毛になり髪は余計に乾燥します。
乾燥した髪はさらに静電気を帯びるという悪循環にもなります。
髪に優しいブラシは少し値段が張りますが、静電気除去タイプのブラシや、動物の毛を使ったものなどがあります。
また、静電気除去タイプや動物の毛でできているブラシは、値段に幅がありますが、ナイロンやプラスチックの割合が多いと、安価になっていたりもしますので気を付けましょう。
昔ながらのつげ櫛や椿櫛などの木製の櫛もお勧めです。
つげ櫛は平安時代から使われている、日本人の髪に合ったものです。
昔の女性は長い黒髪の汚れを取り、髪に艶を与えるために櫛を通していました。
髪を結う時代になるまでは、髪に櫛を通して艶を与える事でおしゃれをしていました。
本来はつげ櫛の手入れに椿油が使われていましたが、最近は椿油を使用した時の様な艶が得られるブラシも売られています。
髪にとってブラシは重要で、毎日使うものですので、髪に与える影響も大きいものです。
乾燥の季節、ブラシの材質にも少し目を向けてみてはいかがでしょうか。